ウサラビ 丹波焼 市野雅利 市野忠作 忠作窯 usa*rabbi ウサ*ラビ ココチ舎 引き出物内祝いのオーダーもお受けします
 
  ウサラビTOP >> 工房訪問♪  
ウサラビ 丹波焼 市野雅利 市野忠作 忠作窯 usa*rabbi ウサ*ラビ ココチ舎 引き出物内祝いのオーダーもお受けします


2005年秋 市野さんの工房へおじゃましました。




         
 

ちょうどお伺いした時 雅利さんは土鍋の化粧土掛けをされていました。
乾燥中の作品(大鉢?)を軽々と移動させていらっしゃるのは
父、忠作さん。

化粧土を塗る刷毛は 市野さん手作りだそう。
「自分で作ると しっくり使い易いものになるんでね。」
ごもっともです!

出来上がりの土鍋を見せていただきました〜。素敵です!
刷毛目といい 釉の色が私好みです。

 


         
写真の為に並べたのではないのです。キチンと並んでいた道具は きっといつもこの順番なのでしょう。 釉のサンプルパーツも
オブジェ風。
  作品をのせる板や
たたらもキチンと整頓されています。
懐かしさいっぱいの椅子 天井にも乾燥中の土鍋たちが
整然とお行儀良く並んでいます。


工房内に1歩足を踏み入れると
ぷぅ〜んと漂う土の香り。なんだか「ほっ」とします。

工房内はまるで宝の山・・・
うつわを創るための道具、
ひとつひとつ 使い込まれなんとも言えない いい色合い。

あちらこちらに置いてあるうつわたち・・・
乾燥中のうつわ
釉掛け中のうつわ
焼き上がったうつわ
失敗してしまったうつわ

私にとっては すべてが宝のように見えてしまい
きょろきょろ・・・
目に入るものすべてが 感動です。
        
                 


窯炊きの終わったあとの灰も
釉薬として使います。
灰とて ムダにはできません。

薪は 松や栗、桜などを使用。
お庭にある登り窯を見せてくださいました。
20年ほど前に 市野さん親子で作られたそうです。

全長 15mほど 中には3つの部屋があり 約600点ほど入るそうです。

初めにガスであぶり。2日間窯炊きをします。
そして 薪を入れて 5〜6時間ほど焼くそうです。

作品の上にも薪をどんどん乗せていくそうです。
(信楽焼では 作品の前に薪がくるように置き
灰が後ろから舞って降りかかる様にするそうです。)

以前は 年に2、3回は炊いていたそうですが
最近では年に1回ほどとか・・・。

中は以外と広いのです。
キャンプができそうな広さです(笑)
窯の燃料の薪は だんだん入手困難になってきているそう。

→この15本ほどまとめられた薪、 
1回窯を焚くのに 300束程を使用するそうです。

こつこつと 300束用意するのも
容易ではありませんね。

薪代も結構な金額になるため
登り窯で焼いた作品は 少々お高い値段になってしまうのは 当然のことのよう。



斧 発見! 
でも〔薪割りマシーン〕導入のおかげで
ずいぶんラクになったそうです。

右の画像のはしごの下に 
薪割りマシーンがあります。



お庭にはかまどが・・・!  
忠作さん手作りのかまどだそうです。

お祭りの時に食べた かまどで炊いたご飯がおいしくて
ご自分で 庭に作ってしまったそう・・・。
すばらしい心意気です!

     



「ちょっとロクロしてみますね」

そう言って さささっとロクロが回り
あらあら・・・と言う間に形が出来上がります。
この間、わずか数秒。

そしてヘラなどで表面が整えられていきます。



↓このトンボと呼ばれるもので
サイズを合わせ 同じ形を作ることができます。
 
 
通常使用されるガス窯  中ではたくさんのうつわたちがスタンバイ。


たくさんの作品が 出番を待っています。



庭の片隅には 壷や一輪挿しなどが ごろごろ置いてあります。
蛙の置物も鎮座・・・

そのまわりにあるのは 赤貝の貝殻が・・・
窯焼の際に 赤貝の貝殻の上に作品を並べて焼くこともあるそうです。

でも市野さんは もっと小さい貝殻が欲しいそう・・・。



工房からの風景は とてものどかです。
時間が過ぎていくのを忘れてしまいそう。
ずーっと眺めていたい 
     ・・・そんな気分でした。

庭には 秋桜がたくさんに咲き乱れていました。
この鉄棒で きっと市野さんも遊んだのでしょうね。


正面に見えるのは
丹波伝統工芸公園 立杭陶の郷。

市野さんの工房は 坂を上がった高台にあるので
見おろしています・・・
なんだかこちらから見ていると
陶の郷の管理人さんの気分じゃないですか?(笑)


市野さんの工房にお邪魔した後 立杭陶の郷(たちくい すえのさと)へ・・・
            (このサイトでは なんと市野さん 手タレとして出演 !)

こちらでは 立杭の窯元がそれぞれブースを作り 作品を購入できます。 
もちろん市野さんの作品も こちらで購入可能です。

しかし 残念ながら 定休日でした。(笑)
   
兵庫陶芸美術館のモニュメント
とても大きく 力強くそびえ立っています。
山の木々の緑に この赤い色が
とてもよく映えています。

オープニング2日前でした。



このモニュメント前から ふと今来た道を振り返ってみると
そこには  山々が連なり とてものどかな風景がありました。







思わず息をのんでしまいました。
あ〜360度ぐるっとお見せしたい・・・

丹波立杭は 小さいながらも素敵な景色に囲まれています。

こんな素敵な景色の中で 市野さんの心地よいうつわたちは生まれています。

忠作窯 市野忠作さん、雅利さん親子のうつわたち
もっともっと たくさんの方たちに知っていただきたいと  
この景色に誓いました。

市野忠作さん、雅利さん お忙しい中 ありがとうございます。
これからも素敵な作品をどんどんご紹介していきますので よろしくお願いいたします。



※市野さんのブログ 茶わん屋の独り言  :陶芸作家さんの日々がよくわかります(画像お借りしました。)
 
※奥さんのサイト   ココチ舎  
おいしいモノや可愛いモノが沢山紹介されています。
簡単おいしいレシピがときどき登場するブログも必見です!
     
※石焼 屯田(みた)
兵庫県三田市駅前町9-2
079-563-5858

オリジナルで市野さんのうつわをオーダーされたお店です。
和・洋・中にとらわれない旬素材創作料理
お店は地元の食材を主に使った、牛肉、鳥肉などの石焼料理がメイン



市野 雅利さん プロフィール

 1970  兵庫県上立杭に生まれる
 1992  京都府立陶工高等技術専門学校 卒 
 1993  京都市工業試験場 卒
 1993-95  八風窯(滋賀県)で学ぶ
 1993  朝日現代クラフト展 入選
 1994  朝日現代クラフト展 入選
 1995  上立杭に戻り、作陶を始める
 1998  グループ窯に入会
 二人展 GUILD GALLERY(大阪)
 2000  個展 銀月アパートメント(京都)
 個展 れんげじゅ(島根)
 2001  二人展 蔦サロン(東京)
 二人展 ギャラリー蝶屋(神戸)
 2004  個展 ギャラリーけやき(三田)

アクセス解析 SEM/SEO講座 オンラインショップ開業運営

お客様のお声丹波焼についてうつわの取扱について | ラッピングについて | 送料・ご注文ガイド | 特定商取引に基づく表示 | top | mail |