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丹波焼のコト・・・





日本の各地には、昔から続く伝統あるある古い窯、新しくできた窯など
たくさんの器の窯場があります。


丹波焼(立杭焼)とは、瀬戸焼、常滑焼、信楽焼、備前焼、越前焼と並ぶ
日本六古窯のひとつで、それ歴史は古く平安時代末期ともいわれています。
1978年「丹波立杭焼」の名称で国の伝統的工芸品指定をうけています。
「丹波焼」 又は「立杭焼」 「丹波立杭焼」 と呼ばれてきましたが 
2年前から 丹波焼と統一して呼ぶようになったようです。

兵庫県の丹波篠山の立杭では 60軒以上の家が窯(かま)をもっています。
そして、100名以上の陶芸家が作陶に勤しんでおられます。
山々にかこまれた、自然の美しい土地です。

そう、黒豆や栗でも有名な丹波篠山です。
但馬牛や いのししのボタン鍋も有名です。

10月の第三土曜、日曜になると「陶器祭り」が行われます。
その土地の固有の風土や歴史的背景から培われた器には
いつまでも色褪せない魅力がいっぱいです。

市野さんの工房の様子はコチラをご覧下さい。 >>>工房訪問♪

焼締のうつわのコト・・・


焼締(やきしめ)とは、釉薬(ゆうやく)を掛けずに 登り窯で高温で焼かれ、
自然にできる偶然の模様や色合いを特徴とする焼き物のことです。
見た目は土の素材感から、どっしりとした重さを感じますが、
実際にはとても軽く、硬いのが特徴です。
焼締の器は サイズ、形こそほぼ同じであっても、同じ景色の器はふたつとありません。


景色とは・・・

燃料の松薪の燃えた灰がふりかかり 窯変(ようへん)し、
「灰被り(はいかぶり)」と呼ばれる独特の色や模様が現われます。
この模様を 『 景色 』と呼ばれます。
この景色は 作り出そうとして作られるものではなく 
自然にできる 様々な偶然の模様や色彩をかもし出す 焼締独特の美しさです。
使い込むほどに つや、色合いが変化し味わいが生まれてきます。

 

登り窯とは・・・

あぶりとして ガスバーナーで2日間ほど焼かれ
その後、登り窯で燃料の薪(松)をくべ本焼きに入ります。
室内温度は 1200度〜1300度に達し 約20時間ほど焼かれます。

本焼きが終わると、焚き口や燃料の投入口である穴は粘土で密閉され、
約一昼夜の冷却時間をおいて 「窯出し」作業になります。
窯出しまでの工程、約4日間です。


何を盛り付けても絵になる 焼締のうつわ、
そして 使い込むほどに 味わいを増す焼締のうつわたち。

ぜひ あなたの元で大切に育てて下さい。


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